Salesforce認定アドミニストレーター試験を受けた日記

お疲れ様です。試験にいい思い出がない髙橋です。

Salesforce界隈ではおなじみの認定アドミニストレーター試験を合格できましたので、せっかくなのでまとめたいと思います。これから試験を受ける方の参考になればうれしいです!

スペック

  • 私:DX推進本部マーケティング部セールスイネーブルメントチームリーダー
  • Salesforce歴:10年
  • レベル:帳票のデモが作れる程度。カスタムオブジェクトの作成方法、ユーザ作成、プロファイル、Experience サイトの作成は知ってる。
  • 猫派

デモが作れていたので知っているつもりになっていたのですが、デモということは本番想定ではないわけで。あんまり細かい権限設定だったり、そもそものSales CloudやService Cloudの利用想定までは知りませんでした。

オプロはSalesforceの導入支援をしているわけではないので、認定アドミン取得へさほど力はいれておらず業務の中で自社サービスに関連する知識を身に着けていく感じです。しかし最近ではソアスクが導入支援に近い領域なのでSalesforceそのものの使い方についても積極的に吸収するようになってきました。
ということで、「アドミン、とる...?」という空気も若干出てきており、社内研修の幅を増やせればと受験をした次第です。(開発やCSでは取得者いますよ)

勉強方法

実は数年前に一度試験にチャレンジしたのですが、勉強不足で落ちてしまったんですよね。ということで、今回はもっと網羅的にやらなければ!と気合をいれました。
2月に「受けるかぁ...」となって3月中にとることにしました。勉強期間は1カ月です。

ひたすら以下をやりました。

  1. Trailmixをやる
  2. 模擬試験をやる
  3. 分からない単語を調べる(画面を触る)

📌Trailmix

【Salesforce公式】認定アドミニストレーター資格 対策

受験ガイドまでまとまっているのでありがたかったです。
私のように「知ってるつもり」が一番危ないので、知っているつもりでもきちんとやりました。時間が足りなくて全部とはいきませんが、目は通しました。

📌模擬試験

公式はこちらから。模擬試験などがまとまっています。
最初にやっておくと危機感が出て勉強に身が入るのでおすすめです。

ブラウザで日本語訳するしかなく......「opportunity」が「機会」になってしまったりと戸惑いますがやっておいて損はないです。私はDeap翻訳にコピペしながら進めました。
非公式は「Salesforce 認定アドミニストレーター 模擬試験」でググっていただいて、たくさん出てくるので片っ端からやってみてください。大変役立ちました。

📌わからない単語を調べる

出てきた単語をとにかくググります。そして触ります。
読んだだけでは試験中に思い出せないので、dev組織で実際に設定画面を開いて覚えました。

Quipまで作りました。
翻訳に対する恨みが漏れていますが、実際の試験の翻訳は非常にきれいでしたので安心してください。(そして翻訳の問題ではなくただの知識不足も混じってます)

スクリーンショット 2024-03-28 101528.png

↓ 本当にお世話になりました。ありがとうございました。

Salesforceのアドミニストレーター試験に関するキーワードをまとめています | セーブポイントが見つからない

 

大事だとおもったところ

2024/3時点です。
認定アドミン試験は組織のシステム管理者視点で出題されます。以下の内容は何度も模擬試験などに出てきたので必須かなと思いました。

  • ログインができないユーザへの対処方法
  • ダッシュボードの閲覧範囲
  • 組織情報でなにが見えるか
  • フローでなにができるか(プロセスビルダーや承認プロセスとの切り分け)
  • Service Cloudの利用想定手順
  • 割り当てルールやエスカレーションルールについて
  • Sales Cloudの利用想定手順と最新の機能について

また、必ず模擬テストで出題文に慣れておきましょう!!!

勉強をはじめたころは模擬試験の問題が意味不明に思えて「機能名に括弧つけてくれないと機能名なのかそういう表現なのかわからないよ」とふてくされてました。「サポートプロセスビルダー」とか知らないと日本語訳がすこしあやふやなのかな? とか思っちゃいませんか?
模擬試験をやりながら単語を調べていくと知らない機能がたくさんあることがわかり、徐々にちゃんと問題文が理解できるようになりました。トレイルヘッドを先にやっていればそんなことにはならないんですけどね!

「こういう文章なのね」に慣れておくのはとても大事だと思いました。

模擬試験より本番の方が選択肢が難しく感じました。

いざオンライン試験! トラブル発生

前回は試験センターに行ったのですが、今回はオンライン受験を選択しました。

オンライン受験はかなりいろいろな条件が課されます。申込時にきちんと要綱を確認しておくのがよいです。

懸念として、PCのセキュリティ要件に「アンチウイルスソフトをオフにする」というのがありまして。会社PCでそれはできないのですが、まぁまぁいけんじゃねと思って無視して会社PCで受けました。

順調に試験スタート しかし・・・

特に問題なく試験がスタートできて、全問終わってさぁ見返すぞ! というときに中断画面になってしまいました...。英語で分からなかったのですがどうやらマイクから音が聞こえないとのことで。(なにもしてないよー)

チャットから「キーボードでミュート解除してみてください」などの指示がきました。最初だけ日本語で以降は英語だったので戸惑っていたら日本語で返してくれました。かなり丁寧でした。あわてずに指示を待つとよいです。

「マイク付きヘッドフォンはありますか?」と聞かれたので、「部屋の外にある」と答えたらとってきてよいとのことでした。しかし、ヘッドフォンもワイヤレスイヤホンもYAMAHAスピーカー(部屋にあったの気づかなかった...)も検知されず...。PC再起動して入りなおしました。

再起動して最初の手順通りにログインして試験を再開できました。回答も保存されていて残り時間も考慮されています。助かる。
この時、結局スピーカーを刺していても検知されているマイクは内臓マイクだったのですが...問題なく入れたのでとりあえず進めました。が!

2度目の中断!

もうやだ~~~~~~お手上げ!!

というのがカメラ越しに伝わったのか「本当にごめん。でも必要なプロセスです」みたいな文章が来ました。「目が疲れたら考える間に目を閉じてください」とまできました。なんかごめんね。ありがとう。

指示を待っているうちに解決したらしく、なにもしないまままた再開できました。
他の方の体験記でもトラブルに見舞われているので、時間に余裕をもって試験時間を決めるとよいとおもいます。

さっさと済まそうと手早く再チェックして、すごく緊張してテストを送信すると・・・

合格の文字が!!!!

心底ほっとしました......。肩の荷が下りました......。

さいごに:アドミン試験の学び

認定アドミン試験を勉強して、思っていたよりSalesforceの世界が深いことと、知っているつもりだけど表面しか知らなかったんだなということに気づけました。断片的にか知らなかったことをしっかり整理できたのもよかったです。

システム管理者向けとなっていますけど、勉強する過程ではSalesforceの使い方を押さえる必要があるのでSalesforceに携わる営業にとっても勉強になると思います。

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